宮崎に活動拠点を置き、最強のMCを決める大会「KING OF KINGS」で2連覇を果たした事でも有名なGADORO。
自らの人生を包み隠さず明かしていくスタイルは、多くの共感を呼んでいます。
今回はGADOROが明かしていない過去も含めて紹介します。
GADOROのプロフィール
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本名 | 不明(昔はカズッチと呼ばれていた) |
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MC名 | GADORO (読み方:ガドロ) |
生年月日 | 1990年11月29日 |
出身 | 宮崎県児湯郡高鍋町 |
事務所 | 日本コロムビア |
レーベル | |
SNS | Twitter / Instagram |
フリースタイルダンジョンでのバトルやワンマンライブなどで、一躍脚光を浴びているGADORO。
生まれは宮崎県の高鍋町です。
GADOROを多くの人が知るキッカケになったのもUMBの宮崎予選だと思います。
UMB宮崎予選の醜態から現在に至るまで多くの名バトル・名曲を産んできました。
また、2019年3月6日にメジャーデビューし、所属となった日本コロムビアから自身3枚目となるフルアルバム「SUIGARA」をリリースしています。
GADOROの生い立ちや経歴
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GADOROの謎に包まれた過去を紹介します。
幼少期から20歳くらいまで
幼少期のGADOROは
- 父親が5年間刑務所に居た
- 母親の愛を感じつつも裏切り続けた
- 母親の留守中破おばあちゃんに面倒を見てもらっていた
- 野球少年で高校まで続けた
この辺はアルバムを聞けば分かる事ですので割愛します。
多くの人が知らないGADOROの一面も紹介します。
- 中学時代のGADOROは好きな子に女の子嫌いアピールをするツンデレ
- 高校時代は彼女が居た
- 高校卒業はアパレルでアルバイト
- アパレルからバーテンダーに
- ナンパをしたり野球をする友達も多かった
現在のGADOROは絶対に語らない内容ですが、当時のGADOROのブログ(現在は削除されている)で綴られています。
そしてGADOROには2012年から空白の1年があり、その時期に友達がほとんど居なくなっています。
ラップを始めたキッカケ
GADOROがラップを始めたのは高2の時。
般若の人と群れない一匹狼なスタイルや、リリックがGADOROに影響を与えます。
1匹狼な所や心に響くリリックは般若もGADOROも通じる部分がありますね。
また、過去にはZEEBRAの影響でドレッドにしています。
成人式もドレッドで参加している様子が写真に残っています。
MCネーム「GADORO」の由来
GADOROを漢字に当てると「我泥」となり、「自分は泥臭く頑張る」みたいな感じの意味合いになるとファンの間で言われています。
実際にはそんな意味合いはなく、思いついて付けた名前が「GADORO」だったと語っています。
GADOROの黒歴史
UMB宮崎予選2013
GADOROが初めてUMBに参戦した宮崎予選の決勝戦の相手が当時宮崎でラッパーとして名を広めていたMol53でした。
EMINEMの「lose yourself」の楽曲に乗せてお互いに熱の入ったフリスタを相手にぶつけていきます。
事の発端は、Mol53の2バース目の終了間際にGADOROが小節の終わりを間違えて入ってしまったことにはじまります。
Mol53はこの行動に「おい馬鹿たれ!俺の小節無視してんじゃねえ」と、まくしたてます。
GADOROはその返しで、さっきのはわざとだと前置きをした上で、それまでは固く踏んでいた韻を無視して、信じられない量の暴言をMol53に対して吐きまくります。
その後、両者は何秒か睨みあいましたが、冷静さを取り戻したGADOROが残りの小節をラップしてそのバトルは終了しました。
普段のバトルスタイルは冷静に韻を置いて相手をしとめるのがGADOROのスタイルなので、冷静さを失って暴言をはく常軌を逸した状態に、GADOROの黒歴史だと語られています。
このようなバトルを見ると、HIP HOPはもともとどんな音楽なのか、HIP HOPが持つ血の匂いであったり、この音楽が持つ泥臭さなどを思い出さしてくれます。
彼女に借金があった
GADOROは付き合っている彼女に約50万円の借金がありました。
音源の「クズ」でも借金の事について触れています。
歌詞でご存知の通りとGADORO自身が言っているので皆に知られているというのは本人の中でもあるのでしょう。
ラッパーとして活動している間は、他にアルバイトなどはしていなかったGADORO。
その間の家賃や生活費などを彼女に借りていたようです。
ですが、現在はキチンと借金は返済しているとの事です。
KOKを2年連続で制覇するなどしているので、賞金で返済したと語っています。
GADOROの顔
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GADOROといえば、キャップにマスクといったイメージが強いと思います。
マスクはしていないときもありますが、欠かさずかぶっているのはキャップですね。
それもGADOROはキャップを深々とかぶっているので顔を認識している人は少ないと思います。
Twitterなどで、たまに共演したラッパーなどとの2ショットで顔がでていたりします。
毒々しいライムや鋭いディスとは対照的に、かわいらしい顔をしていると思います。
20代らしい感じで、強面が多いHIP HOP界の中で、爽やか目な感じで好印象です。
GADOROのデコログ流出
GADOROが過去に書いていたデコログが流出した事件がありました。
デコログはすぐに削除されましたが、今のGADOROとは対照的で学生時代は明るかったことが伺えました。
ブログではZEBBRAが好きな事や謎かけを披露していたりと、どうしてここまで暗い人になったのか不思議なくらいでした。
GADOROの楽曲
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フリースタイルダンジョンでのバトルで注目を浴びKOKを2連覇するなどバトルの印象が強いGADOROですが、本人曰く「バトルはラップで金を稼ぐ方法」と語っています。
バトルは手段であり、ライブにも力をいれています。GADOROは実際に東京、大阪、宮崎でのワンマンライブを成功させています。
そんなGADOROの魅力ある楽曲を今回は数曲紹介していきます。
クズ(2017年リリース)
この曲はGADORO史を語るにあたって外すことのできない一曲となっています。
この曲こそがGADOROのリアルであり、バックボーンであることは間違いありません。クズな人間としての過去をラップで浄化させるといった強い感情がこもっています。
この曲を聴いてGADOROを好きになったという人も多いと思います。
バトルでは、テンション高めにラップしているGADOROですがこの曲ではメロディアスにとても甘くラップしているのが印象的です。
チャレンジャーfeat.J-REXXX(2019年リリース)
この曲は、先ほど紹介したクズとは対照的にGADOROの覚悟が詰められた決意表明のような一曲となっています。
歌詞の一語一語がとても力強く、ほぼ全文がパンチラインといっても過言ではないです。
まとめ
宮崎県から生まれたラッパーがUMBを制覇し、ワンマンライブ、フルアルバム発売と人気が年々上昇しているGADORO。
それは偶然が引き寄せたシンデレラストーリーではなく、地べたを這いずりまわったとしてもしっかりと地べたに足をつけていたからこその結果だと思います。
今はまだ宮崎に拠点をおいているGADOROですが、いずれ東京進出して他レーベルとの契約なんかもあるかもしれません。
これからのGADOROの動向に注目していきたいと思います。