DJ RYOW(ディージェイ・リョウ)は、愛知県名古屋市を拠点に活動するDJ・ビートメイカー・プロデューサーです。
同じく名古屋の夭逝のラッパー、TOKONA-X(トコナエックス)や、AK-69(エーケー・シックスナイン)ら錚々たるメンツと共演してきました。
現在では、自身のレーベル「DREAM TEAM MUSIC」の運営など、後進の育成にも励む、20年以上のキャリアを持つベテランです。
今回は、そんなDJ RYOWのオススメの10曲を紹介していきます。
DJ RYOWのオススメ曲10選
三匹が斬る!! feat. 般若, “E”qual, Ryuzo
2005年3月リリースのアルバム『PROJECT DREAMS』収録曲。
フリースタイルダンジョンの初代ラスボスとして有名な般若、名古屋のヒップホップグループM.O.S.A.D.(モサド)のラッパー”E”qual、MAGMA MC’sのクルーであるRyuzoをフィーチャーしたリズムが特徴的な1曲。
「三匹が斬る!」というのは、テレビ朝日系列1987年から1995年まで放送された時代劇のシリーズ名から取ったと思われます。
ビートモクソモネェカラキキナ 2016 REMIX feat. 般若, 漢 a.k.a. GAMI & R-指定
2016年2月リリースのアルバム『216』収録曲『ビートモクソモネェカラキキナ 2016 feat.般若 & 漢 a.k.a. GAMI』に、若手ラッパーR-指定が参加したREMIX。
重いビートと細かく刻まれるシンバルがかっこいいです。
R-指定はテレビ朝日で放送中の「フリースタイルダンジョン」で般若からバトンを受け取った2代目ラスボスとしてもよく知られていますね。
WHO ARE U ? 2015 feat. TOKONA-X, ANARCHY & 般若
2005年3月にリリースされたTOKONA-Xの遺作に、京都府出身のラッパーANARCHYとTOKONA-Xとも親交のあった般若が参加した2015年のREMIXです。
TOKONA-Xの声の迫力がすごいです。訛りが強いので、完全には聞き取れないところもあるのですが、その声の凄みと豪快なフロウでとにかく圧倒されてしまいます。
24 feat. MIYACHI
2018年3月発売のアルバム『NEW X CLASSIC』収録曲。
ニューヨーク出身ニューヨーク在住の日系アメリカ人若手ラッパー、MIYACHIをフィーチャーした1曲です。
英語と日本語の入り混じった歌詞が特徴的ですね。本場のラップという感じで、日本人離れしたリズム感がかっこいいです。
Youtuber feat. SOCKS
『NEW X CLASSIC』収録曲。
愛知県出身のラッパー、SOCKSが参加しています。歌詞の解釈が分かれそうな面白い曲です。
てっきり聴く前はYoutuberをディスる曲かと思ったのですが、どちらかというと「自分では何もやらないでYoutuberがやってるゲームを観てる自分」をシニカルに描写している感じがします。
all green feat. 唾奇
『NEW X CLASSIC』収録曲。
沖縄出身の若手ラッパー、唾奇が参加しています。
唾奇の亡くなった親友に向けて書いた曲です。ソウルフルなトラックに唾奇のシンプルなフロウとエモーショナルなリリックが乗る、名曲です。
NEW YORK NEW YORK REMIX feat. AK-69 / TOKONA-X
『NEW X CLASSIC』収録曲。
TOKONA-Xの名曲のリミックスに今や名古屋だけでなく日本を代表するラッパーであるAK-69が参加しています。
『NEW X CLASSIC』というアルバムを通しで聴いていると、唾奇の亡くなった親友への手紙のような1曲のあとに、ほとんど間髪入れずに、この曲でDJ RYOWの亡き盟友であるTOKONA-Xの声が聴こえてくるのが感涙ものです。
City Ain’t Change feat. YZERR & VINGO
『NEW X CLASSIC』収録曲。
神奈川県川崎市レペゼンのヒップホップグループ、BAD HOPのメンバーであるYZERRとVINGOがフィーチャーされています。
街に潜む闇が歌われた曲です。バスドラムやシンセベースの太い低音が迫力たっぷりです。
博徒2020 feat. “E”qual, SOCKS, ¥ELLOW BUCKS, AK-69, 般若, 孫GONG, R-指定
2019年10月リリースのアルバム『DREAMS AND NIGHTMARES』収録曲。
TOKONA-Xとビートメイカー刃頭の「ILLMARIACHI」の曲「博徒九十七」を元に作られた曲です。
今の日本の最高峰のラッパー7人をDJ RYOWが集めた、オールスター的な曲です。
Dream Melody feat. VIGORMAN, OZworld a.k.a R’kuma
『DREAMS AND NIGHTMARES』収録曲。
若手ラッパー、VIGORMANとOZworld a.k.a R’kumaをフィーチャーした曲。OZworld a.k.a R’kumaは高校生ラップ選手権にも出場していました。
物悲しいサンプリングピアノの音色と俗に「ケロケロ声」などと言われる声のエフェクト「オートチューン」を使用した声で歌われる綺麗なメロディがいいですね。
DJ RYOWと他のアーティストとのコラボ曲
DJ RYOWがコラボした楽曲をご紹介します。
Be Alive(feat. PUSHIM & Tina) / DJ RYOW feat. PUSHIM & Tina
2016年12月リリースのミックステープ『THE MIX TAPE VOLUME #4 -Throw Back Everyday-』収録曲。
ヒップホップだけではない、いわゆるオーバーグラウンドなポップスにも対応できるDJ RYOWの懐の深さが伺える1曲です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
アンダーグラウンドなヒップホップから、聴きやすいポップスまで、様々なサウンドを聴かせてくれるDJ RYOWの曲を、ぜひ皆さんも聴いてみてくださいね。