日本のラップシーンにおける、伝説的グループSCARS。
日本で初めてハスリンラップを始めたグループとしても知られていますね!
その名前は聞いたことがあっても、どんなメンバーがいて、そのメンバーたちは、どんな過去をもっているのか、知らない人も多いのではないでしょうか。
今回は、そんな方たちのために、SCARSのメンバーを紹介していきたいと思います。
STARSCAR収録のEP↓
SCRASとは
SCRASは2003年に神奈川県川崎市周辺の仲間で結成されたHIP HOP CREW。
日本のハスリングラップと言えばSCARSと言われるほどストリートのリアルを音源に描写しています。
ちなみにSCARSは給料制である事が分かっている。
SCARSのメンバーを紹介
早速SCARSのメンバーは以下の通りです。
1人ずつ紹介します。
A-THUG
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MCネーム | A-THUG |
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本名 | 不明 |
生年月日 | 1980年11月18日 |
出身 | 神奈川県川崎市川中島 |
所属 | SCARS / DMF |
SNS | Twitter / Instagram |
地元は川崎市の川中島。
怖そうな見た目とは裏腹、いわゆる「普通」の家庭で育ったそうです。
現在は、SCARSのリーダーを務める傍ら、DJ J-SCHEMEやKNZZが所属するDMF(DAWG MAFIA FAMILY)の一員としても活動しています。
罪名は不明ですが、過去に服役経験があります。
犯罪経験をリリックに取り入れることで、A―THUG独自の、よりリアルな作品が生み出されています。
また、映画を見ることが好きで、「トニー・モンタナ」、「カリートの道」、「ブロウ」などから影響を受けているそうです。
BES
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MCネーム | BES |
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本名 | 不明 |
生年月日 | 1978年 |
所属 | SCARS / SWANKY SWIPE |
SNS |
出身は東京都の青海。
DJ PORSCHE、YODEL、トラックメイカーのEISHINらとスワンキー・スワイプを結成し、メインMCとして活動しながら、SCARSに加入しました。
BESといえば、やっぱり「声」ですよね。
地鳴りを思わせるかのような声が放つフロウが反響を呼び、「BESっぽいラップ」というコンセプトさえ生んだほどです。
2007年にはUMB本戦に出場し見事に準優勝という結果を残しました。
翌2008年に発売されたソロデビューアルバムREBUILD では、メシアThe Fly 、漢、仙人掌などが客演として参加しています。
bay4k
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MCネーム | bay4k |
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本名 | 不明 |
出身 | 川崎南部 |
所属 | SCARS |
SNS | Twitter / Instagram |
在日コリアン3世としても知られるbay4K。
出身地は川崎で、現在2児のパパでもあります。
SCARSだけではなく、練マザファッカーのメンバーとしても知られている彼。
過去に、TBSで放送された「リンカーン」の中で、芸人「中川家の剛」を練マザに弟子入りさせる、という企画がありました。
その時に、「中川家の剛」や、「松本人志」と共演したことでも有名です。
そんなbay4kは、今年の4月に、脳出血で倒れてしまいました。言語障害と、右半身不随が残ってしまっているようです。
現状やリハビリの様子が、bay4k自身のofficialのyoutubeチャンネルに、動画にUPされてていますよ。
MCネームの由来
bay4kのMCネームの由来は「bay=浜辺(浜辺で育ったから)」。
「4」は4丁目出身から、「k」が本名の「韓」から。
SEEDA
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MCネーム | SEEDA |
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本名 | 吉田なおひと |
生年月日 | 1980年11月17日 |
出身 | 東京都練馬区 |
育ち | イギリスロンドン |
所属 | SCARS |
メディア | ニートtokyo |
SNS |
東京都練馬区出身。
現在38歳です。
奥さんは、歌手のEMI MARIAだということでも有名ですね。
小1から中1までの期間を、ロンドンにて過ごしました。
SEEDAと聞いて、いちばん最初に思い浮かぶワードはBEEFだという人も多いのではないでしょうか。
テリヤキボーイズの「SERIOUS JAPANESE」という曲は、SEEDAと、GEEKのOKIの楽曲「Sai Bai Men」のフックを無断でサンプリングしたものだったため、これがBEEFの発端となってしまったそうです。
このBEEFは、「TERIYAKIBEEF」と呼ばれています。動画もありますので、気になる方は、ぜひ見てみてください。
MCネームの由来
SEEDAのMCネームの由来は苗字の「吉田」から。
YOSHIDA→SHIDA→SEEDAとなっています。
MANNY
SCARSと聞いたら、SEEDAや、BESを最初に思い浮かべる人が多いと思いますが、この方もまたかっこいいラップスキルを兼ね備えているMCの一人です。
代表作と言えば、Path/SEEDA Feat. Manny Of SCARS, BES Of SWANKY SWIPEですね。
林鷹
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MCネーム | 林鷹(EX.GANGSTA TAKA) |
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本名 | 林鷹 |
出身 | 神奈川県横浜市 |
所属 | SCARS |
SNS | Twitter / Instagram |
出身は、横浜の元町。伊勢崎町をレペゼンしています。
CLUB CIRCUS、THE BRIDGE YOKOHAMA CLUB HEAVENでのパーティーや、黒人中心のパーティーで、MCの頭角を現しました。
、また、〈CONCRETE GREEN〉にGANGSTA TAKAとして客演したことにより、一気に注目を集めました。
林鷹のお爺さんは稲川会最高顧問で林組初代総長の林喜一郎と分かっています。
STICKY
MCネーム | STICKY |
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本名 | 松本恭平 |
生年月日 | 8月15日 |
出身 | 川崎南部 |
所属 | SCARS |
SNS |
不信感や絶望感、そして孤独感をなどをコンセプトにしたラップを売りにしているSTICKY。
コアなファンが多いことでも有名です。
そんな彼ががHIP HOPを好きになったきっかけは、中学のときにA-THUGがA TRIBE CALLED QUESTの“OH MY GOD”のPVを観せてくれたからだそう。
代表作は「WHERE’S MY MONEY」。客演に、MSCの漢や、鬼などを招き、かなり聞きごたえのあるソロアルバムとなっています。
SAC
トラックメイカー。持ち前のサンプリングセンスは、ヘッズたちを、度々唸らせました。
代表作は、「音の殺し屋」。このアルバムなしでは、HIPHOPを語れない!そんな作品に仕上がっています!
自身のレーベル『FEEL OR BEEF ENTERTAINMENT』も立ち上げ、SMITH-CNとコラボしたことでも、有名ですね。
現在は舐達麻をはじめとする多くのラッパーのプロデュースを手掛けています。
I-DEA
出身は、青森県。かつて、SCARSのメンバーだったこの人もまた、トラックメイカーです。
90年代の後半に、BUDDHA BRANDのDEV LARGEが立ち上げた“エルドラドレコーズ”の作品にマニピュレートとして参加したり、鬼の名曲「小名浜」をプロデュースしたりと、日本のHIPHOP界の話題をかっさらいました。
また、ほかには、KOHHや、R-指定、GOODMOODGOKUの楽曲もてがけ、様々なアーティストからの支持を得るなど、大活躍しています。
SCARSおススメの音源
伝説となっていたSCARSのアルバム「SCARS THE ALBUM」が、AppleMusicなどで配信されています。
まとめ
1990年代後半、BIG AKI THUGを中心に地元、川崎の仲間で結成。その後、音楽シーンでキャリアのあるSEEDA、I-DeA、BES等が加入し、2005年頃から、本格的にヒップホップ・クルーとして活動を開始する。
I-DeAが2006年01月にリリースしたアルバム、『Da FRONT and BACK』への客演やDJ ISSOとSEEDAが始めたMix CDシリーズ、『CONCRETE GREEN』への参加などによって、徐々にその存在がシーンで知られるようになる。
2006年09月、I-DeA指揮の下制作された、1stアルバム 『THE ALBUM』 をリリース。また11月には、BESが所属するSWANKY SWIPEの1stアルバム『Bunks Marmalade』、12月には、SEEDAのソロ・アルバム『花と雨』がリリースされる。
2006年にリリースされたこれらの作品が軒並み各方面から高い評価を得たことで、SCARSの人気と知名度も飛躍的に高まることとなった。しかし、その後、メンバー全員が集まって活動することはほとんどなくなり、ソロでの活動が中心となる。
2008年12月、メンバーが揃わないまま、2ndアルバム『NEXT EPISODE』をリリース。