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【不可思議/wonderboy】プロフィールや経歴・命日・死因まとめ

24歳という若さでこの世を去った不可思議/wonderboy。

そんな彼についてまとめました。

不可思議/wonderboyのプロフィール

 

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アーティスト名不可思議/wonderboy
本名石田 剛
生年月日1987年12月30日
出身埼玉県
命日2011年6月23日
血液型O型

名前の由来

不可思議/wonderboyの本名は「石田 剛」といいます。

大学時代、クラブイベントで酒を飲んではしゃいでいた不可思議/wonderboyの姿を見た同級生が「ワンダーボーイ」と呼び始め、それがあだ名となり定着しました。

SSWSにあだ名を使ってエントリーした所、勝ち進んでしまったためMC名をそれにせざるを得なくなったと語っています。

「不可思議」というのは後付けで、深い意味はないそうです。

彼女

年月日などの具体的な情報は残っていませんが、不可思議/wonderboyのアルバム「ラブリーラブリンス」の中に収録されている「未知との遭遇」は好きだった女の子に告白する時に一緒にプレゼントする為に作った曲です。

プレゼントした時にはその女の子と付き合う事になったのですが、半年くらいで別れる事になってしまい「やっぱり永遠なんてないのかっ!」と身に染みたと、インタビューで語っています。

この「未知との遭遇」は直球のラブソングで、好きだった女の子への強い愛情が伝わってきます。

家族

不可思議/wonderboyは、母親と妹がいます。

父親の存在は、確定的な情報が残されていません。

基本的に、母親と妹が顔がそっくりと言われています。

学歴

不可思議/wonderboyは「埼玉県立川越高等学校」を卒業後、埼玉大学の教育学部へ進学し卒業しています。

ファッション

不可思議/wonderboyは、控えめにストリート系の服を着こなすスタイルです。

トレードマークともいえる長いもみあげと、キャップを着用するスタイルを貫いています。

ファッションへの強いこだわりは特に語っておらず、服装を見てもその様子はよくわかります。

性格

不可思議/wonderboyの残されている生前の写真や動画の映像を見ても、とても愛嬌のある表情を見せており、彼が所属していたレーベルの関係者や、ライブ会場を提供してくれたバーのオーナーなど、生前の彼の事を語る口から出てくる言葉は「明るくて、面白い子だった」と言っています。

ライブ中も詰めかけた観客に「今年、僕はイケメンになりたい!僕って今、中の上じゃないですか?今年は上の下を目指します!」といって会場中を笑わせたりなど、ライブ会場でも明るい雰囲気を作る事をこころがけていた事が伝わってきます。

そんな不可思議/wonderboyですが、とにかく「多くの人に音楽を聴いてもらいたい」という気持ちが強かったようで、そのためにも「売れたい!」という気持ちと言葉を隠しませんでした。

とにかくガムシャラに音楽に取り組んでおり、資金不足からライブハウスを借りられない為、本屋さんやカレー屋さんなどでライブを行ったり、路上ライブで集客を試みたり「何がなんでも売れるようになるんだ!」という強い気持ちが伝わってきます。

趣味

不可思議/wonderboyは、音楽以外の趣味と言えば、読書が好きったようです。

SNSで「佐藤友哉」著の「1000の小説とバックベアード」という本を紹介していました。

リズム感やスピード感について語っており、かなりの熟練者の見方をしているようです。

不可思議/wonderboyの過去経歴

 

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HIP HOPとの出会い

不可思議/wonderboyがHIP HOPに興味を持つことになったきっかけは、中学時代のちょっとヤンキーチックな同級生の男の子の影響です。

その同級生が教室でKICK THE KAN CREWの「マルシェ」を爆音でかけていて、かっこいいなと感じそれからKICK THE KAN CREWが大好きになったと語っています。

高校の文化祭で、初めてライブステージを経験。

その時に、KICK THE KAN CREWの”sayonara sayonara”を無理やり連れてきた友達2名と一緒に歌い、あまり盛り上がらなかったのか「ほんとにさよならしたい黒歴史だ」とインタビューで語っていました。

ラップを始めたきっかけ

中学生の頃からヒップホップに興味を持ち始めた不可思議/wonderboyは、大学に進学後に本格的に音楽活動に入り始めます、

リリックを書き始めるなどそのラップ熱は冷める事がなく、活動は深まっていく一方で、大学3年生の時にSSWS(新宿スポークンワーズスラム)に参加する事を決意。

初参加に伴い予選を下見にいった時、不可思議/wonderboyのラップスタイルに大きな影響を与えるポエトリーリーディングに出会います。

詩人である今村知晃が、ひたすら自分が働いている会社の売り物である「イス」の話をしていて、淡々と話し続けるのではなく急に地声で叫んだり、ライムもなければビートもないその圧倒的な自由さに感動。

それからはポエトリーにはまり込み、毎月のようにポエトリーイベントに通っていたと語っています。

ラッパーとしての経歴

2007年にSSWS(新宿スポークンワーズスラム)に初出場。

2009年のSSWSには、チャンピオントーナメントで優勝しその後行われたグランドチャンピオントーナメントではBEST4 の成績を残しています。

2010年のYSWS (横浜スポークンワーズスラム)では、予選を勝ち抜き国民的詩人である谷川俊太郎と降神とのサイファーを経験しています。

2011年には谷川俊太郎の作品を自分なりの形で自由に披露するイベント「俊読 ~shundoku7~」に出演し、再び谷川俊太郎と共演。

そこで、谷川俊太郎の作品の一つ「生きる」をラップで表現し、谷川俊太郎本人もとても喜んでくれた上に、披露した不可思議/wonderboy自身も気に入ったそうです。

イベント後、「もしよかったら音源にさせてください」と書いてFAXを贈った所、携帯電話に電話がかかり「全然大丈夫だよ~。完成したらぜひ聞かせてね」と快諾を得る事ができ、音源化したと語っています。

2011年3月11日に「東日本大震災」が起きた際には、SNSで「今、自分にできる事をします」と発信し、シングル「生きる」の限定版50枚の売り上げを全て寄付するという素晴らしい行動をとっています。

デビュー曲

不可思議/wonderboyのデビュー作はミニアルバムである「不可思議奇譚 demo ep」です。

「銀河鉄道の夜」や「世界征服辞めた」など、YOUTUBEでの再生回数が多い音源が収録されています。

このアルバムは「2009 SSWS(新宿スポークンワーズスラム)」でチャンピオンになった事で知名度が上がり始めましたが、彼は自分からの1stアルバムを手で「300枚」売りさばいたそうです

ラップスタイル

ポエトリーリーディングを使ったポエトリーラップと称される方法で、音楽に乗せて詩を朗読するスタイルです。

不可思議/wonderboyは、正直特別に表現が突出されたり歌が上手というわけではなく、どちらかというとその素直すぎる表現で「痛い」と感じるファンが多いのではないかと言われるくらい素直に感情を表現していました。

しかし、その素直な表現と美しい言葉が多くの共感を呼び、不可思議/wonderboyと2度ほど共演を果たしている谷川俊太郎は、

「イギリスの哲学者で“世の中には2種類の行為がある”と言った人がいてね、彼は“世の中のすべての行為を、Death Avoiding Behavior (死回避行為)とLiving Behavior (生命的行為)”に分けて説明したんだ。僕の解釈では、現代人の多くは生活優先のDeath Avoiding Behaviorで生きてしまっているんだけど、不可思議くんのラップはまさにLiving Behaviorを体現している。だから感じてしまうものがあるんじゃないかな」

と、不可思議/wonderboyの事を、語っていました。

詩を書く時にはインスト系のエレクトロニカのトラックを聴きながら、イメージを浮かび上がらせ、思いついた言葉をPCのWORDに文字を打ち込んでいくという作業スタイルを取っていました。

不可思議/wonderboyが言うには、限られた文字数で言いたいことを明確にし、聴いてくれている人にどうしたら伝わるかを意識して書くそのやり方は、大学生時代の課題レポートを書く感覚に非常に似ていると表現していました。

リリックの内容が、人生における様々な事象を深く思考するような表現が多い事が特徴として挙げられます。

所属しているレーベルやチームなど

LOW HIGH WHO? PRODUCTION(通称:LHW?)に所属していました。

命日・死因

不可思議/wonderboyの命日は2011年6月23日。

死因は交通事故とされています。本格的に認知され始めて2年、これからずっと夢見てた「売れ始める」というタイミングでの無念となりました。

享年24歳と、アーティストとしても、一人の男性としても人生これからという若さで旅立ちました。

おすすめの音源


おススメの音源は何といっても「生きる」です。

不可思議/wonderboyの代表曲ともいえる曲です。

国民的詩人である谷川俊太郎の詩「生きる」を原作として、不可思議/wonderboyが、更に「人生は自由に楽しく生きられる」という思いを乗せた言葉を詩に加筆・編集し、音源にしています。

今生きている事はとても楽しい事なんだ。人生をポジティブに楽しんで行こうという不可思議/wonderboyの言葉が聞こえてくるようです。

次におススメの音源は「Pellicule」です。

YOUTUBE再生回数が、2020年9月時点で「1,200万回」を超える、驚異的な数字になっています。

地元の仲の良い友達で、どうしてもサッカーでご飯を食べていきたいけど、日本のサッカーのレベルにはついていけないからという理由でタイに行った人がいて、その友達の事を考えて書いた曲と語っています。

同時に当時、まだ「有名」とは程遠い不可思議/wonderboyのやりきれない思いをそのまま表現したようにも聞こえます。

学生時代に描いていた将来の夢と現実のギャップを確実に感じながらも、それでも前を向いて、夢の実現に向けて進みだそうという決意の言葉を発しています。

しかし、前を見続けて行動を続けても、結果が出なければ辛い事の繰り返しです。

その苦しみを素直に受け入れる為の息抜きも必要という言葉をかけてくれているようにも感じるリリックになっています。

次におススメの音源は「銀河鉄道の夜」です。

宮沢賢治の名作のタイトルを冠した楽曲です。

詩の内容は、銀河鉄道というものが建設を進められている22世紀が舞台で、恋人を残し、単身銀河鉄道のレールを作る仕事に発った男性と、地球で帰りを待つ女性のそれぞれの視点から成り立っています。

宇宙に銀河鉄道を作るという未来の話ですが、今の時代の当たり前の幸せを求めているリリックになっています。

これからも人類は、生活を豊かにしていくために様々な開発が進んでいきますが、その便利さを追求する代償として、今、当たり前に得られている幸せを味わえない時代が待っている事を不可思議/wonderboyは感じたのかもしれませんね。

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